飛べる学者は幸せじゃなかった

たとえば、地球を初めて見る宇宙人に「生徒」を説明するとしたら、どうやって説明する?「カレー」の特徴とか、いやいや、まずは地球や世界についての説明からする?

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天気の良い水曜の朝に椅子に座る

鹿児島市に定住してみて、霊前にいつも毎日、花をやっている方がたくさんいることに呆気にとられた。
50〜60代の女の人は、日々、霊前に献花をやっていないと、近くの目が気にかかるらしい。
その日その日、切り花をしているので、毎月のお花代もめちゃめちゃ大変らしい。
連日、近辺の少しお歳の女性は墓前に集まって菊をあげながら、歓談もしていて、墓前の湿っぽい雰囲気はなく、あたかも、人がひしめく広場みたいに明るい雰囲気だ。

涼しい祝日の午後に目を閉じて
過去に話すようになったお姉さんがいる。
少し変わったイメージで、その話がいつも興味深かった。
それに加えて、彼女は資格マニアだということ。
幼稚園教諭の免許、スキューバーの資格、通関士。
TOEIC800点、フランス語検定2級、元客室乗務員。
公認会計士まで取得していると噂。
さすがにこれを親友に話したら、あなたの聞き間違いじゃないかと思う、と言われたけれど。
彼女は、かなり年上の部長と結婚し退職していった。

勢いで跳ねる母さんと紅葉の山

今日の体育はポートボールだった。
少年は、球技が苦手だったので、不機嫌そうに運動着を着ていた。
おそらく今日は、運動神経抜群のケンイチ君が活躍するはずだ。
今日はきっと、運動神経バツグンのケンイチ君ばかり注目を集めることになるんだろう。
そうなると、少年が思いを寄せている、フーコちゃんも、ケンイチ君を見つめることになるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、体育の場へと向かった。
だけどフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなくて、少年の方をチラチラ見ていたのを、少年は気付かなかった。

月が見える大安の夜にゆっくりと
今日の夜は一家そろって外食なので、少年はとても楽しみにしていた。
何を食べようかな、と夜が待ち遠しくて、いろいろと想像していた。
スパゲッティやカレーライス、餃子や春巻き、などなど、メニュー一覧にはどんな料理があるのかとても楽しみでもあった。
今回は先日開店したファミリーレストランだ。
お父さんが運転している車はもうじきお店に着く頃だ。
お母さんは助手席でお父さんとお喋りしている。
お姉さんは少年の横で、週刊誌をパラパラめくっている。
少年は車のドアを閉めると、ドキドキしながら店の入り口を開いて家族を待った。

曇っている金曜の明け方に散歩を

江國香織の小説に出てくる女性は、陰と陽を潜めていると思う。
旦那さん以外との恋愛を肯定化する。
遊びと、運命的に大切に思っているのは別のただ一人。
という主人公がよく登場するような気がします。
不貞行為を陰だとしてみると、本命は陽。
ふと、スイッチが入ったように陰が登場する。
結婚以外での恋愛に関する考えは置いておいて、その女の人を研究する。
私の中に新たな恋や価値観が現れることもある。

どしゃ降りの週末の夜にゆっくりと
富士には月見草がよく似合うというよく知られる名言を記したのは作家の太宰だ。
太宰治は、バスに乗り、御坂を通り、現在の山梨県甲府市へ向かっていた。
その時偶然にも一緒になったお婆ちゃんが「月見草」と独り言を言う。
それに、振り返った太宰治の視界に映ったのが、月見草、同時に富士の大きな裾野であった。
富岳百景のこの話は、日本一の名山を美しさを表すとき欠かせないと思う。
多くの作品に引っ張りだこの、3776mの名山だ。
どの角度から見てもおんなじように美しい形をしているために、八面玲瓏という表し方が似合うと伝えられる。
なるほど、と思う。
私が感動したのは、中央高速道路から見る富士山だ。

風の強い祝日の夜にゆっくりと

太宰の斜陽は、休みなく読み進められると思う。
かつては旧華族の御嬢さんだったかず子が、根強くて引かない女性に豹変していく。
そこそこ立派だと思わずにいられなかった私。
これくらい、誰にも負けない気の強さと、意見を押し通す自我が戦争が終わったこの頃は必須だったのだろう。
それは置いておいて、不倫相手の作家の奥さんからすると迷惑極まりないとも思う。

陽の見えない平日の午後はひっそりと
業務のためにいくつかスーツに似合うシャツを持っているけれど、いつもチョイスするときに何枚も着てみる。
そこそこ、着てみた感じに厳しいのも変わっているかと思った。
でも、前回の仕事で、Yシャツは特注でと、こだわっていた方がいたので、非常に驚いた。
もちろん、Yシャツひとつでスタイルが良く見えるのはいいな、と思った。

雨が上がった金曜の夕暮れは焼酎を

北方謙三さんが書いた水滸伝の人間くさく凛々しい作中人物が、オリジナル水滸伝の108星になぞらえて、目立ったキャラクターが108人でてくるが、敵方、政府側の人物も人間味あふれているのがいて、血が通っていると感じる。
人物に現実の人の様な弱さがうかんでくるのも重ねて、心を奪われていた理由だ。
弱いなりに自分の目標とか将来の為になるべく一生懸命なのが読み進めていて夢中になる。
読みとおしていて楽しい。
けれど、魅了される登場人物が不幸な目にあったり、希望がなくなっていくストーリーも胸にひびくものがあるから夢中になる大衆小説だ。

蒸し暑い火曜の夜明けに外へ
割と大きなスーパーマーケットで買い出しをしていた。
冷食部門でポテトをさがしていた。
すると、韓国文字で書かれた箱を探し出した。
良く見て確認すると、トッポギだった。
この秋、韓国まで遊びに行ったときに、何度も韓国まで旅している友人に教えてもらったトッポギ。
日本で冷食として、屋台のトッポギが発売されてるなんて、純粋に驚いた。

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